協会のコンセプト

活動

自然の力を再生する 河畔林をつくる

緑の多い河畔、きれいな水と豊かな流れは、良い景観であるとともに、心をうるおす大切な存在です。私たちには、樹木や草本類の特性を活かし、景観豊かで機能的な河畔林をつくり出す知識と技術があります。

河川の自然を復元する

アラスカインディアンには「サケが森をつくる」という諺があります。川をのぼってきたサケたちが産卵を終え死ぬと、体は水に溶けて養分となり、それが土壌にしみ込んで周囲の森を育てるからです。残念ながら北海道では、こうした川が激減してしまいました。水の浄化には、微生物の力と植物が大きくかかわっています。私たちは、知識と技術を活かして、河川をふくめた自然のサイクルをとり戻す努力をしています。

自然植生を修復し、生態系の回復を可能にする

土木工事などで発生した法面と心土の露出を保護する工法として、種子吹付工が広く用いられてきました。しかし、この工法だけでは人為的な印象がぬぐえなかったため、地域に合った樹種、郷土種を使用した木本による緑化、自然植生と生態系の修復を可能にする新しいミティゲーション工法もすすめています。これは、エロージョン防止効果などによって法面の安定を維持するとともに、周辺環境と調和のとれた景観や人にやさしい環境づくりを創出する工法といえるものです。

自然を活かす日本庭園の技法

自然という空間を凝縮して表現する日本庭園は、自然素材をとりこみ、しかもじょうずにコントロールしながら美的な空間をつくり出すという、庭園技術の最高峰です。伝統的な日本庭園づくりの知識と技術を受け継ぎ、経験を積んできた私たちには、その土地に合った植物を選定したり、自然のサイクルを活かして周辺の環境に調和する景観づくりに貢献することができます。

自然環境を活かしたレジャー空間づくり

緑に親しみながら、世代を超えて手軽に楽しめるパークゴルフ。道内では多くのパークゴルフ場が運営されていますが、その人気とレベルアップにともない、コースへの要望は高まる一方です。私たちはさまざまな知識と技術を活かし、自然環境を有効利用したコースの造成・改修、管理に取り組んでいます。

快適で安心できる公園を維持

公園はみんなの憩いの場。小さな子どもからお年寄りまで、車いすや体の不自由な人でも、安心して快適に、安全に過ごせることが大切です。私たちは、緑はもちろん、遊具や施設の整備も含めて、いつでもベストの状態であるよう厳しく点検・補修を行いながら、公園の安全性と快適性を保ち続けます。

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